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作成日 2020/2/24

電験三種の科目合格って何?試験が有利になるって本当?


    電験三種の試験の難易度が高い一方で、「科目合格制度」というものが設けられています。

    この制度を上手に利用すれば、かなり資格を取得しやすくなります。

    本記事では、この「科目合格制度」について紹介します。

    電験三種の受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

    電験三種は4科目に3年以内に合格すればOK!


    科目合格制度とは

    電験三種の受験を考えていますが苦手科目の勉強が負担になっています

    3年以内に全て合格すればいいので、まずは得意科目の合格を目指しましょう。

    電験三種の試験は、理論・機械・電力・法規の4つの科目を3年以内に合格すれば資格を取得できる「科目合格制度」を採用しています。

    例えば最初の試験で「理論」のみ合格した場合、残り3つの科目を2年以内に合格すれば資格を取得できるということです。4科目をバランスよく勉強するのに不安を感じる人は、得意科目を集中的に攻めましょう。

    科目合格制度の利用例

    人によっては科目合格制度のメリットについて、イメージできないかと思います。

    科目合格制度は2年間(来年・再来年)の有効期間があります。ですので、3年かけて、各科目の合格を目指すことが可能です。

    たとえば3年間かけて合格を目指すには、以下のような流れも考えられます。

    3年間かける場合
    • 1年目:全ての基礎といえる理論と得意分野(例:機械)の2科目の合格を目指す
    • 2年目:残り2科目のうち1科目(例:電気)の合格を目指す
    • 3年目:残り1科目(例:法規)の合格を目指す
    また、法規や機械は出題傾向と難易度が変わりやすいため、なるべく1科目に集中できるスケジュールを作成しできるよう工夫するのも大切です。

    電験三種資格試験の科目ごとの特徴


    以下の項目からは電験三種の資格取得に必要なの4科目のそれぞれの特徴について解説していきます。

    出題傾向や難易度についてご説明しますので、対策を検討する材料にしてください。

    「理論」の特徴

    理論の難易度はやや易しめとなっており、直近5年の合格率は14.0%です。試験内容の特徴は、計算問題が全体の8割を占めているということです。計算問題は過去問に類似したものが多く出ていますので、過去問をやり込むのと並行して計算速度をあげる対策が必要となってきます。

    「電力」の特徴

    電力の難易度はやや難しめで、直近5年の合格率は12.9%となっています。難しめと言っても、基礎的な内容をしっかりと学習しておけば十分に合格できる科目でもあります。

    計算問題の比率は全体の半分ほどですので、科目合格制度を利用するなら理論と同じ年に合格を狙うのが効率的です。

    「機械」の特徴

    機械も難易度はやや難しめで、直近5年の合格率は13.7%と電力よりもやや高めとなっています。試験の特徴としては、とにかく出題範囲が広いということが挙げられます。他の科目が4〜5分野なのに対し、機械は9分野も勉強しなければならないため、労力がかかります。

    また、ソフトウェア関連の知識も要求されるため、他の科目とは毛色の異なる学習内容が求められるのです。

    「法規」の特徴

    法規は4科目の中で最も難しい科目で、直近5年の合格率は9.6%と最低となっています。試験の特徴は問題数が少なく一問ごとの配点が高いということが挙げられます。そのため、ヤマが外れた時の痛手が大きいのです。

    もし法規の試験範囲を網羅している時間がないのであれば、範囲の広い電気設備技術基準ではなく電気関係法規に比重を置いて学習するようにしましょう。

    電験三種の各科目の特徴
    • 理論…全体の8割が計算問題
    • 電力…計算問題が全体の半分
    • 機械…出題範囲が広く9分野ある
    • 法規…1問ごとの配点が高い

    「科目合格制度」の活用法と注意点


    電験三種の試験は一回で4科目全てに合格できればそれが理想ですが、やはり科目合格制度を利用するのが負担が少なく済みます

    以下の項目からはそんな科目合格制度の利用法について解説していきます。

    まずは「機械」と「法規」から合格するのがおすすめ

    電験三種の資格試験は、まず最初は「機械」と「法規」の2科目の合格(できれば同時)を目指すのが得策です。にこの2科目は難易度も高く、年度によって出題範囲にばらつきがあるため、毎年勉強し直していると負担が大きくなってしまいます。

    機械に関しては理論の分野の内容も絡んで来ますので、まずは満遍なく4科目全部を勉強して、それからから集中的に機械と法規の2科目を攻めるのがおすすめの攻略法です。

    「科目合格制度」の頼り過ぎで再受験になってはいけない

    4科目全てに同時に合格をしなくても良いという安心感のある科目合格制度ですが、これに頼りすぎるのもリスクがあります。3年以内に全ての科目に合格しないといけないということは、つまり4年目には最初に合格した科目の免除がなくなりますので、該当の科目を再受験しなければならなくなります。

    免除された科目は安心し切ってしまうため勉強の質が低下しやすくなります。そのため、再受験する頃には知識が大幅に抜けているリスクがあったり、一度合格しているために中々勉強のモチベーションが上がらないと言ったことが考えられるのです。

    精神的にも「免除→不合格→免除取り消し→合格→免除→不合格」という負のスパイラルに陥るのが一番危険ですので、科目合格制度があるからと言って安心し切ってしまわないように注意しましょう。

    科目合格制度のワナ
    • 3年を過ぎると最初の年に合格した科目はもう一度合格しなければならなくなる

    2回目以降の受験の際には必ず科目合格申請をして受験しよう

    電験三種の受験を行う際には、1点注意点があります。それは「科目合格申請」し忘れです。

    事前申請がない場合、2回目以降の受験では昨年合格していた科目に関して、今年不合格になってしまうと不合格へ書き換えられてしまいます。

    たとえば去年、理論に合格したとします。そして今年は科目合格申請をし忘れ、機械に合格して理論は不合格となった場合、理論は不合格へ書き換わり再度合格しなければいけない状況となります。

    つまり科目合格制度は自動的に適用されるものではなく、受験者が受験時に申請しなければ利用できません。

    科目合格申請と呼ばれる合格科目の免除申請を行い、既に合格している科目の記録を書き換えられないようにすることが大切です。

    まとめ


    以上のように、電験三種は最初の科目に合格してから3年以内に全て合格すればいい科目合格制度を採用しています。

    年々合格する科目が減っていくのは精神的に楽そうですが、3年目で合格しないと受験し直しになる科目が発生するというプレッシャーで十分なパフォーマンスを発揮できない可能性も考えられます。

    そのため、科目合格の制度に頼りすぎることのないよう、計画的な学習プランを立てましょう

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