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作成日 2020/2/24

電験三種の実務経験とは?資格認定の実務経験や実務経験が積める職場も紹介

    電験三種の資格を取得したり、電験三種資格で就職するには、実務経験が必要となります。

    本記事では電験三種における実務経験の範囲や、実務経験が認められない例を上げながら具体的に解説していきます。

    また、電験三種の実務経験が問われる資格認定や、実務経験なしでも就職・転職ができること、実務経験が積める職場なども紹介していきます。

    これから電験三種の資格認定を受けたり、電験三種取得後に就職したいと考えている方は是非参考にしてください。

    電験三種の実務経験の定義

    電気工事関係の仕事の中でも、電験三種の実務経験の範囲に含まれる業務は決まっています。

    また、実務経験として認められない業務もあるので、まずは電験三種の実務経験として認められる範囲を知っておきましょう。

    実務経験の範囲

    電験三種の実務経験は、一般的には電圧500ボルト以上の電気工作物に関する業務だとされています。電圧が500ボルト以上の業務として該当するのは、以下の設備に関する監督指導です。

    監督指導業務の設備
    • 発電設備
    • 変電設備
    • 送配電設備
    • 給電および遠隔制御の設備
    • 需要設備

    上記の設備の監督指導として、具体的には以下のような業務が該当します。

    具体的な業務
    • 配線工事
    • 機器調整および性能検査
    • 設備を安定的・経済的に運転するための検査業務
    • 定期点検・修理・試験・測定など設備の機能を維持するための保安管理業務
    • 新設・増設・取替・改修などの工事における電気設備の設計業務

    実務経験が認められない例

    電気工作物に関係のない設備に関する業務や、電気設備に関する業務であったとしても、あまり知識や経験の必要ない簡易な業務は実務経験として認められません。

    また、以下のような受配電設備を含まない需要設備の維持・運用も実務経験として認められません。

    実務経験が認められない例
    • 学校や研究機関の実験設備・試験設備に関する業務
    • X線・テレビなど二次側にだけ高電圧を発生させる機器に関する業務
    • 電気機械器具・計器類に関する業務
    • 電気事業法が適用されない業務

    電験三種の資格認定を受けるための実務経験の条件

    電験三種の取得方法には試験に合格する方法と、認定を受ける方法の2つがあります。認定を受けるには実務経験が要求されるため、どのような実務経験が必要なのか知っておく必要があります。

    ここでは電験三種の認定に必要な実務経験や、認定試験とはどのようなものなのかについて解説していきます。

    電験三種の取得方法には試験と認定がある

    電験三種の取得方法には、試験に合格する方法と、資格認定を受ける方法の2つがあります。

    試験に合格して取得するのが一般的ですが、以下のような条件を満たすことで資格認定を受けられ、無試験で資格を取得することができます。

    無試験で資格を取得できる条件
    • 経済産業省の認定校で、電気工学に関する一定の単位を修めて卒業した者
    • 電圧500ボルト以上の電気工作物の維持、工事、運用の実務経験がある者

    電験三種の認定に必要な実務経験

    電験三種の認定を受けるには、「電圧500ボルト以上の電気工作物の維持、工事、運用の実務経験」が必要ですが、実務経験の年数は以下のように学歴によって異なります。

    必要な実務経験の年数
    • 高校卒業:3年間
    • 短期大学卒業・高等専門学校卒業:2年間
    • 大学卒業:1年間

    資格認定のデメリット

    資格認定は無試験で資格を取得できるというメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

    資格認定のデメリット
    • 実務経験が要求されるため、資格取得に時間がかかる
    • 認定校に通うのに数百万円の学費がかかる
    • 面接があるので、面接が苦手な人は不利になる

    試験と認定はいずれもメリットとデメリットがあるので、自分にとって有利な方を選びましょう。

    認定には経済産業局の審査が必要

    認定を受けるには、経済産業省経済産業局の担当者が面接し、審査を行います。

    実務経験や学歴の条件を満たしているからといって無条件で資格を取得できるわけではなく、審査次第で不合格になることがあります。

    試験と違って合格基準や審査過程が不透明であるため、たとえ認定の条件を満たしていても基準が明確な試験を受けるという人は多いです。

    面接は一度ではなく、何度か通う必要もあるので、資格認定を受けるのは容易なことではありません。

    電験三種があれば実務経験なしでも就職・転職できる

    電験三種資格があれば、実務経験なしでも就職・転職することは可能です。
    次からは電験三種有資格者の就職・転職事情について、20代〜60代まで年代別に解説していきます。

    20代の就職・転職

    20代であれば、電験三種の資格があれば容易に就職・転職することができます。

    電気主任技術者は人手不足であり、常に若い人材を探しているため、場合によっては無資格でも就職や転職は可能です。

    ただし、無資格である場合は入社後に会社の指示で資格を取得することになるでしょう。

    20代で無資格である場合は、現在電験三種の勉強中であることを履歴書に記入しておくと転職活動を有利に進めることができます。

    30代の就職・転職

    30代でも資格があれば未経験でも就職・転職することは可能です。

    しかし、30代の場合、20代とは異なり、前職での管理職の経験や、関連業界での実務経験が求められることがあります。

    例えば、水道工事や建設工事での現場監督経験や、ビルメンテナンス業界での実務経験、電気に関連する業界での営業や事務などです。

    ただ、電気主任技術者業界は高齢化が進んでおり、30代でも若手扱いされるので、未経験可の求人も少なくありません。

    関連業界での実務経験や業界経験がなかったとしても、積極的に応募してみましょう。

    40代・50代の就職・転職

    40代・50代になると、資格がない場合は実務経験がないと就職や転職は難しくなってきます。

    40代・50代の年齢だと職場では責任者の立場となるため、若手として扱うわけにはいかず、実務経験がないと雇いにくいという事情があります。

    また、資格があったとしても、40代・50代であれば、関連業界での実務経験や管理職の経験などが求められます。

    しかし、高齢化が進んでいる電気主任技術者業界では、40代・50代で実務経験なしでも、有資格者であれば取りたいという企業は少なくありません。

    60代の就職・転職

    60代になると定年に近い年齢となるので、正規採用されるのは難しいと思われるかもしれませんが、募集要項に「シニア歓迎」と記載している会社もあります。

    60代であれば老後の生活費を稼ぐために、正社員ではなくアルバイトで働きたいという人も多いです。アルバイトであれば、資格さえあれば実務経験がなくても可としている企業は多いです。

    まとめ

    電験三種で実務経験が必要となるのは、認定試験、就職、転職の時です。電験三種資格の実務経験といっても、単に業務経験があるだけでは認められないので注意しましょう。

    電験三種の実務経験として認められるのは、一般的には500ボルト以下の電気工作物維持や工事に関する監督指導業務です。

    実務経験がない場合でも、電験三種を試験に合格して取得することができ、資格があれば就職や転職をすることが可能です。

    資格取得や、就職・転職に関しては、自分の実務経験に合った最適な方法を選択しましょう。

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