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作成日 2020/2/24

電験三種の理論の勉強方法は?対策法やおすすめ参考書も紹介

    電験三種の理論は、機械、電力、法規の全ての科目における基礎となるため重要です。そのため、理論を理解できていなければ他の科目の学習を効率的に進めることはできません。

    本記事では理論をしっかりと理解して学習するために、理論の勉強方法や対策方法を解説し、おすすめの参考書を紹介していきます。

    これから電験三種の理論を勉強する方はぜひ参考にしてください。

    電験三種の科目「理論」の出題内容や傾向

    電験三種の理論とは、どのような科目なのでしょうか。ここからは理論の出題範囲と配点、出題傾向に分けて解説していきます。

    出題範囲と配点

    電験三種の理論の出題範囲と配点は以下の通りです。

    出題範囲と配点
    • 静電気
      -出題数:2問
      -配点:10点

    • 電磁気
      -出題数:3問
      -配点:20点

    • 直流回路
      -出題数:3問
      -配点:15点

    • 交流回路・三相交流回路
      -出題数:5問
      -配点:35点

    • 電子工学・電子回路
      -出題数:4問
      -配点:25点

    • 電気計測・電子計測
      -出題数:1問
      -配点:5点

    各分野は毎年、同じような配点で出題されます。交流回路・三相回路の分野を重点的に学習すると効率がいいです。

    出題傾向

    電験三種の理論の過去10年間の出題傾向は以下のようになっています。

    静電気-平均3問
    • 平成21年度-4問
    • 平成22年度-3問
    • 平成23年度-2問
    • 平成24年度-3問
    • 平成25年度-3問
    • 平成26年度-4問
    • 平成27年度-2問
    • 平成28年度-4問
    • 平成29年度-2問
    • 平成30年度-3問
    磁気回路-平均2.3問
    • 平成21年度-2問
    • 平成22年度-2問
    • 平成23年度-2問
    • 平成24年度-2問
    • 平成25年度-2問
    • 平成26年度-2問
    • 平成27年度-2問
    • 平成28年度-3問
    • 平成29年度-4問
    • 平成30年度-2問
    直流回路-平均2.5問
    • 平成21年度-2問
    • 平成22年度-3問
    • 平成23年度-4問
    • 平成24年度-3問
    • 平成25年度-4問
    • 平成26年度-3問
    • 平成27年度-5問
    • 平成28年度-3問
    • 平成29年度-4問
    • 平成30年度-4問
    交流回路-平均3問
    • 平成21年度-3問
    • 平成22年度-3問
    • 平成23年度-2問
    • 平成24年度-3問
    • 平成25年度-4問
    • 平成26年度-6問
    • 平成27年度-3問
    • 平成28年度-1問
    • 平成29年度-3問
    • 平成30年度-2問
    三相交流回路-平均1.1問
    • 平成21年度-1問
    • 平成22年度-2問
    • 平成23年度-1問
    • 平成24年度-1問
    • 平成25年度-1問
    • 平成26年度-1問
    • 平成27年度-1問
    • 平成28年度-1問
    • 平成29年度-1問
    • 平成30年度-1問
    電気計測-平均1.7問
    • 平成21年度-3問
    • 平成22年度-3問
    • 平成23年度-2問
    • 平成24年度-2問
    • 平成25年度-1問
    • 平成26年度-1問
    • 平成27年度-1問
    • 平成28年度-2問
    • 平成29年度-1問
    • 平成30年度-1問
    電子計測-平均4.3問
    • 平成21年度-4問
    • 平成22年度-3問
    • 平成23年度-6問
    • 平成24年度-4問
    • 平成25年度-1問
    • 平成26年度-4問
    • 平成27年度-5問
    • 平成28年度-5問
    • 平成29年度-4問
    • 平成30年度-5問

    理論の難易度と合格率

    電験三種の4つの科目(理論、電力、機械。法規)の難易度は、年度によって大きく異なります。

    たとえば令和元年度は機械の合格率がもっとも高かったのですが、平成30年度は電力がもっとも高く、難易度が低かったと考えられます。

    理論に関しても、年度によって合格率が大きく異なり、平成22年度のように約2割が合格した年もあれば、平成30年度のように1割強しか合格できなかった年もあるのです。

    難易度が高いときでも、基礎からしっかりと実力を身につければ合格できます。4つの科目の基礎となる「理論」を、時間をかけて丁寧に学んでいきましょう。

    電験三種の理論の合格率
    • 平成21年度-18.8%
    • 平成22年度-19.6%
    • 平成23年度-11.9%
    • 平成24年度-18.4%
    • 平成25年度-14.3%
    • 平成26年度-13.4%
    • 平成27年度-14.4%
    • 平成28年度-14.6%
    • 平成29年度-15.5%
    • 平成30年度-11.6%

    電験三種の理論を勉強する順番

    電験三種の勉強をするときは、各科目どういった順番で勉強していくかが重要です。そこで、本記事では電験三種の勉強する順番について解説していきます。

    理論→電力・機械→法規

    理論は全ての科目の土台となる科目であるため、最初に理論から勉強をすることが大切です。

    理論が理解できていないと、他の科目を勉強する時につまずいてしまう原因となります。

    電力と機械の順番は自由ですが、法規は暗記科目なので最後に勉強しましょう。法規の勉強を早めに始めると、暗記した知識を忘れてしまうからです。

    試験直前に焦って詰め込むのは禁物ですが、ある程度試験が近づいてから法規の勉強に取り掛かると効率的に知識をつけることができます。

    科目合格ではなく一発合格を狙う

    電験三種では科目を勉強する順番が重要ですが、受験するときは一発合格を狙うことが大切です。電験三種は科目合格制度があるため、一年で一科目ずつ着実に合格していこうと考えている方は多いです。

    しかし、電験三種の各科目は違いに関連性が強いため、ある科目を勉強することで他の科目の理解度も上がっていきます。

    そのため、4科目を一度で合格する気持ちで勉強することで効率的に勉強を進めることができます。

    電験三種の理論対策のポイント

    交流回路と三相交流回路を重点的に勉強しよう

    理論を勉強する時のポイントは、配点の大きい交流回路と三相交流回路を重点的に勉強することです。そして、交流回路を勉強するには、直流回路を理解しておく必要があります。

    そのため、理論を勉強するときは、直流回路、交流回路、三相交流回路の3つをしっかり勉強するようにしましょう。

    この3つの分野だけで40点あるので、全て正解できれば合格点である60点の3分の2を得点できることになります。

     

    次に対策時に注意すべき4つの一般的なポイントを紹介します。

    電験三種の理論対策のポイント
    • テキストや問題集で公式を使いながら覚える
    • 問題集や過去問で理解度を確認しながら進める
    • 体系的に知識をインプットする
    • スマホや動画、音声でも勉強できる準備をしておく

    テキストや問題集で公式を使いながら覚える

    理論の問題のうち8割が計算問題であるため、公式を覚えることが重要です。

    公式を覚えるときは、単に暗記するのではなく、理解した上で覚えるようにしましょう。

    公式を覚える時のコツは、実際に使いながら覚えることです。公式を使って計算問題を解いているうちに、自然と公式を覚えられるようになります。

    問題集や過去問で理解度を確認しながら進める

    電験三種では過去問が重要ですが、過去問を繰り返し解いていても本試験で失敗してしまう人は少なくありません。

    過去問をしっかり解いているのに本試験で点が取れない原因は、理解があやふやであることです。

    本試験では過去問がそのまま出題されることはなく、数字や表現が変えられて出題されます。

    そのため、しっかりと理解していないと類似問題が出た時に得点することはできません。勉強するときは、問題の答えを覚えるのではなく、理解を重視することを意識しましょう。

    体系的に知識をインプットする

    電験三種では単純な暗記問題は法規だけで、ほとんどの問題は理解が重視されます。

    電験三種の分野は体系性があるため、一つの分野を理解すると他の分野も理解できるようになります。

    そのため、ある分野だけを理解するのではなく、他の分野と関連づけて勉強することで、科目全体を体系的に理解することができます。

    体系的に理解することで知識に穴がなくなり、本試験での対応力も高まるでしょう。

    スマホや動画、音声でも勉強できる準備をしておく

    いつでも参考書や過去問を見て勉強できるわけではありません。たとえば混雑する電車の中で本を開けて鉛筆を用意して…というのは現実的ではないでしょう。

    ちょっとした隙間の時間でも学習できるように、スマホや動画、音声などで勉強できる体制を整えておくのはいかがでしょうか。

    電験三種のe-ラーニングに登録したり、電子書籍を購入したりすることもおすすめです。短期間で合格を目指すためにも、ぜひ本以外の勉強方法も用意しておいてください。

    電験三種の理論を学べるおすすめ参考書4選

    電験三種の理論が学べる参考書として以下の4つをおすすめします。

    電験三種の理論を学べるおすすめ参考書
    • 電験三種 理論の教科書&問題集
    • 電験三種これだけシリーズ(1)これだけ理論
    • 電験三種スイスイわかる理論
    • 電験三種受験テキスト 理論

    ここからはこれら4つの参考書の特徴について解説していきます。

    電験三種 理論の教科書&問題集

    おすすめ度:★★★★★

    「電験三種 理論の教科書問題集」はフルカラーで図が多いのが特徴であるため、初心者におすすめできます。
    重要度や難易度の表示があるため、重要度の高い問題だけを解いていくこともでき、メリハリをつけて勉強を進めていくことが可能です。
    問題集が別紙で付属しているため、インプットした後にアウトプットすることもできます。

    この本の口コミ

    なんでもっと早く出会わなかったのだ!
    非常に初心者にわかりやすい、よくできた一冊です。
    飽きが来ないテキストとやりやすい簡単な問題が例として載っています。
    テキストと問題集が分割できるようになっていますが、分割後の表紙には「教科書」「問題集」くらいしか出ていないので、コソコソ勉強していても「何の資格?」かはわからないようなのもいいです(苦笑)
    問題集の方は過去問を中心としており回答もわかりやすいです。
    初学者はもちろん、一旦あきらめたけど再び目指す副学者、電気のことはさっぱりわからない方もこのテキストは有用かと。
    ただし、この一冊だけでは電験三種合格にはちょっと足りないかも。
    海燕

    電験三種これだけシリーズ(1)これだけ理論

    おすすめ度:★★★★★

    「電験三種これだけシリーズ(1)これだけ理論」は、漫画やイラストで解説されているため、初心者でもとっつきやすいのが特徴です。
    易しい問題、要点、詳しい解説、バイパス解説、重要ポイント、チャレンジ問題と理解度に合わせて順を追った勉強をすることができるようになっています。

    この本の口コミ

    Newこれだけシリーズの数学と一緒に使っています。
    「Newこれだけシリーズこれだけ数学」を買って分かりやすかったので、「これだけ理論」も購入しました。数学は152ページ、理論は410ページと本著はかなり分厚いですが、問題数は出題傾向に重点を置き必要最低限ですが、要点や詳しい解説のイラストや図の掲載欄が多いため分厚い問題集になったという感じです。
    でも、ただの問題集ではなく、要点を読むと参考書。チャレンジ問題は難しいですが、巻末に解答に導くための詳細な解説があります。
    まずは、やさしい問題から基礎固めを行って、チャレンジ問題の正解率を上げるようにコツコツと繰り返し解いていこうと思う。本著でつまづいた時、「これだけ数学」をもう一度復習する時に使えるので、両方を上手く使って勉強しようと思います。

    電験三種スイスイわかる理論

    おすすめ度:★★★★

    「電験三種スイスイわかる理論」は解説のレベルが高いことが特徴であるため、基本的な学習を終えた中級者や上級者におすすめできます。
    左右見開き2ページで、左側が解説、右側が問題となっているため、インプットとアウトプットを繰り返すことで効率的に学習を進めることが可能です。

    この本の口コミ

    分かりやすさ
    ネットで紹介されていたのを見て注文しました。題名の通りスイスイわかると良いなと期待して購入しました。まだ静電気からコンデンサのあたりを勉強し始めたばかりですが、分かりやすく説明されているように感じています。数式が次から次への出てきて覚えるのと公式を使えるようになるまでが大変ですが、今のところは頑張れそうな気がしています。
    気になるのは、まだ読み始めたばかりなのに、計算式の中には( )が抜けているところがすでに見つかっているので、この先も誤植があるのではないかと自分で計算して確認しながら進めた方がよさそうに感じています。( )が有るか無いかで値が全く違うので参考書にはこのような間違えは無しにしてもらいたいものです。その分として星の数を減らしました。
    Amazonカスタマー

    電験三種受験テキスト 理論

    おすすめ度:★★★★★

    「電験三種受験テキスト 理論」は解説のレベルが高く、中級者以上の人でないと理解が難しいです。
    そのため初心者が選ぶと挫折してしまいますが、ある程度学習が進んだ人が最後の仕上げに使用するのにおすすめできます。

    この本の口コミ

    ポイントが良くまとめられてこれ一冊で理論は受験可能
    ある程度電気回路や電磁気の知識がある人なら再確認や練習を兼ねて有意義なテキストになるかと思います。図も豊富に取り入れてあるためイメージしやすくなっておりました。
    釣り

    まとめ

    電験三種の理論は他の科目の土台でもあるため、電力、機械、法規を理解する上でも重要です。そのため、電験三種の勉強を始めるときは最初に理論から勉強をするようにしましょう。

    理論を勉強するときは、配点の大きい直流回路、交流回路、三相交流回路を重点的に勉強すると効率がいいです。理解を重視し、体系的に学習することを意識しながら理論の勉強を進めてください。

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