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作成日 2020/3/31

電験三種の試験について|試験概要から試験対策の方法まで解説

    資格手当を増やしたり保守管理業務に携わったりするためにも必要な電験三種。受験資格に条件はありませんので、誰でも試験を受けることができます。

    そこで今回は、電気関連業務に携わっている方へ向けて、電験三種の試験概要や試験対策の基本的な方法について解説します。

    電験三種の試験概要について解説!

    まずは、電験三種の試験概要を、申込み手続きや一次試験・二次試験、免状交付申請などに分けながら解説します。

    受験の流れ

    電験三種の実施団体「一般社団法人電気技術者試験センター」では、毎年5月頃~6月にかけて申込期間を設けています。そして、受験したい方は申込期間中に手続きを行い、試験日まで試験対策を行います。

    それでは次の項目から、申込手続きや免状交付申請について分かりやすく紹介します。

    申し込み

    電験三種の資格試験を受けると決めたら、まず次回の試験実施日や申込期間を確認しましょう。確認方法は、実施団体一般社団法人電気技術者試験センターの公式サイトへアクセスします。

    そして、公式サイトのサイドメニュー「試験日程等のご案内」、「令和2年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内」をクリックすることで、PDFにて試験日程と申込期間を確認可能です。

    申込み手続きは、郵送とインターネットの2種類から選択でき、それぞれの以下の流れで進めます。

    郵送での手続き
    • 受験案内・申込書を取得
    • 受験申込所に必要事項を記入
    • 受験手数料を添付しゆうちょ銀行へ窓口にて郵送

    受験案内・申込書は、毎年配布されていて2020年の場合は、5月上旬から配布する予定です。また、配布場所については、電気技術者試験センターから都度公式発表されます。

    インターネットの場合は、以下の流れで手続きを進めます。

    インターネットでの手続き
    • 電気技術者試験センターの公式サイトへアクセス
    • 公式サイトの案内に従い申し込み手続きを進める
    • ペイジー、銀行振り込み、クレジット決済、コンビニ払いいずれかの方法で手数料を支払う

    郵送との違いは、申込みの後に受験手数料をクレジットなどで支払うところです。また、受験手数料は、郵便で5,200円・インターネット手続きで4,850円です。

    一次試験

    電験三種に関しては、一次試験や二次試験といった区別はありません。つまり、1回の試験で4科目全て合格点を超えれば、資格取得できます。

    ちなみに2020年の試験日は9月13日(日)です。また、一次試験と二次試験の2回に分かれているのは、電験一種と二種ですので、勘違いしないようにしましょう。

    二次試験

    前の項目で開設していますが、電験三種には一次試験・二次試験という区分は無く、1回の試験で4科目の合格点をクリアするのが取得要件です。

    試験日を確認するには、一般社団法人電気技術者試験センターの公式サイトへアクセスし、「試験日程等のご案内」ページからPDFファイルにて閲覧できます。

    また、後半で詳しく電験一種と二種の試験方式についても解説します。

    免状交付申請

    免状交付申請とは、免許・資格の証明書を発行してもらうための申請手続きのことです。

    合格した場合は、電験三種の合格発表の通知書に以下の書類が添付されるので、必要事項を記入します。

    そして、記入できた後は払い込み用紙と手数料を郵便局へ提出し、局員から受け取った振替払込受付証明書を申請書に貼り付けます。

    あとは封筒に申請書類一式を同封して、郵送にて試験センターへ提出する流れです。

    合格通知の際に郵送される書類
    • 免状交付申請書
    • 免状交付申請要領
    • 試験結果通知書
    • 払込取扱票
    • 申請用封筒

    ちなみに申請から免状交付されるまでの期間は、おおよそ2ヶ月です。

    電気主任技術者になる

    電験三種の資格証明書が交付、受け取りできたら申請から2ヶ月程で郵送にて届きます。

    ここからは正式に電気主任技術者(電験三種取得者)として、転職活動時に履歴書へ記入できますし、既に電気工事関係の会社で勤めている場合は、資格取得者として保守管理業務できます。

    電気主任技術者として働く場合は、一般的に資格手当が付与されるので給料アップを目指せますし、電気工事士とは異なる業務内容になるのが特徴です。

    試験の範囲・内容

    電験三種の試験科目は、以下4科目となるので試験対策前に確認しておきましょう。

    電験三種の試験科目
    • 理論
    • 電力
    • 機械
    • 法規

    電験三種は、第二種電気工事士・第一種電気工事士と異なり、電気工事や工具に関する内容は出題されません。

    その代わり、交流回路のインピーダンスや各種数学的な法則など、数学をベースとした問題が多数出題されます。

    また、次の項目で詳しく科目ごとの特徴などについて解説します。

    一次試験

    電験三種の理論では、電気回路や電子回路、電磁気の3種類に関する電気的な法則や、数学をベースにした電気理論を中心に出題されます。

    計算問題が6割以上を占めているので、電気数学について基礎から身に付けることも必要です。

    電力は、理論的な部分ではなく発電・配送電など、電気設備や電力系統に関する知識が求められます。特に送配電に関する内容が多く、設備の設計や材料、そして計算問題も出題されます。

    機械は電気そのものではなく、電気を使用する設備やデジタル回路と特に出題範囲の広い科目です。そして法規は、電気関係の法律に加えて計算問題も出題されています。

    お気づきの方もいるかも思いますが、全ての科目に計算問題は組み込まれています。合格のポイントとして、電気理論・計算能力をいかに身に付けるかという点を意識しておきましょう。

    ちなみに電験三種には科目合格制度があり、初回の受験から3年間で4科目合格できれば資格取できます。ですので、1年目に2科目・2年目に1科目・3年目に残り1科目合格、といった流れでも問題ありません。

    一種・二種は二次試験がある

    何度か触れていますが、電験一種と二種には一次試験と二次試験があり、どちらも合格しなければ資格取得できません。

    また、二次試験は記述式で計算問題も多く、より難易度の高い内容という特徴があります。

    試験会場・試験の時期

    電験三種の試験時期は、毎年多少前後しますが5月頃に実施されます。また、2020年の試験日は一般社団法人電気技術者試験センターで公開されていて、2020年5月13日(日)を予定しています。

    試験会場については、毎年変わるため一般社団法人電気技術者試験センターの公式情報を定期的に確認しましょう。

    試験の方式

    続いては電験の試験方式について紹介します。電験の場合は、三種と一種・二種で異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

    一次試験

    電験三種の場合は、1回の試験で全4科目の試験を進めています。ですので、最短1回の試験で合格を目指すことが可能です。

    試験時間は理論・電力・機械が90分で、法規のみ60分で構成されています。また、回答方法は5択のうち1択を選ぶマークシート方式です。

    電験一種と二種は、一次試験のみですか?

    電験一種と二種については、一次試験と二次試験に分かれています。ですので、2回の試験にそれぞれ合格しなければいけません。回答方法は電験三種と同じくマークシート方式で試験時間も同じです。

    二次試験

    前述で触れていますが、電験三種に二次試験はありません。

    一方電験一種と二種には、二次試験があり記述方式の問題となっています。試験時間は電力・管理120分、機械・制御60分で、計算問題を中心としていて量も多い傾向です。

    合格率と難易度

    電験三種の合格率は、例年10%前後で推移しています。また、科目合格率については、30%前後と全科目の合格率よりも高い傾向です。(4科目のうち一部のみ合格している方)

    電験一種・二種・三種は、難関資格とも呼ばれていて合格率の低い資格としても有名です。

    試験対策をしっかりとしよう!対策方法を紹介

    ここからは電験三種の勉強を始める方に向けて、試験対策のポイントを3つ紹介します。

    電験三種では、とにかく問題を解くだけでは理解が進みませんので、理解と問題を解く2つの計画に分けましょう。

    まずは理論を重点的に勉強する

    電験三種には4科目ありますが、まず理論および数学を重点的に勉強します。理論には計算問題が多く、他科目の基礎となる内容が含まれています。

    また、電圧・電流・インピーダンスなどを求めるためには、複素数やベクトルなど高校数学で習う内容を活用しなければいけません。そのため数学(電気数学)と理論を、理解することから始めます。

    電気数学や電験三種入門者向けの解説書もありますが、特にイラストや図で丁寧に説明された参考書を選びましょう。

    問題を解いて理解度を確認しながら勉強する

    参考書を一通り読み込んだ後は、問題集で各科目の問題を解きながら自身の理解度を確認します。そして、理解できない問題や公式・記号があれば、参考書を開いて再度理解できるまで勉強します。

    また、法規は電力・機械の知識ありきで出題される部分もあるため、理論の次は電力と機械を勉強するのがおすすめです。

    過去問を解いてみる

    4科目の参考書を何度か読みなおながら問題集を解いた後は、過去問を解いてみましょう。

    過去問は書店で販売されていますが、一般社団法人電気技術者試験センターの公式サイトで各年度の問題と解答を公開しています。

    過去問を解くメリットは、実際の出題傾向を掴めるだけではありません。毎年共通している問題を見つけることができるので、どこを重点的に理解しておくべきか把握できます。

    また、過去問を解くことは、どれだけ得点を確保できているのか実力を測定する目安としても活用できるので、積極的に解きましょう。

    1年前からスケジュールを立てて勉強を始めよう

    電験三種の試験合格に必要な勉強量は1,000時間とされています。

    1日に3時間勉強するとしても1年はかかるので、スケジュールを立てて勉強していくようにしましょう。

    できれば受験の直前3ヶ月は復習に充てたいので、9ヶ月間ですべての試験範囲を網羅できるように計画を立ててください。

    まとめ

    電験三種を受験するためには、申込期間に郵送もしくはインターネットで申請手続きを行います。また、試験は理論・電力・機械・法規の4科目、マークシート方式です。

    合格率10%前後の難関資格ですが、3年間で4科目合格すれば取得できる科目合格制度も活用できます。

    まずは理論から試験対策を始めましょう。

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