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作成日 2020/5/1

電気工事会社の実際の仕事内容や平均年収、待遇を紹介

    電気工事士の資格を活かした仕事といえば、電気工事会社で働くことです。しかし、具体的に電気工事会社でどのような仕事を行うのか、分からない方もいるかと思います。

    また、これから電気工事士を目指す方は、平均年収や転職の難易度についても知っておくべきでしょう。

    今回の記事では、電気工事士として働きたい方へ向けて、電気工事会社での仕事内容や平均年収などについてご説明します。

    電気工事士は、今後も必要とされる仕事ですので、長期的に同じ業種で働きたい方にも是非確認してみてください。

    電気工事会社の仕事内容を紹介

    電気工事会社へどうやって就職するのでしょうか?

    電気工事会社は、ハローワークや民間の転職サービス、エージェントサービスなどで求人募集しています。また、事業規模はさまざまで、対応範囲も会社によって大きく異なります。

    電気工事会社の仕事内容は、一般住宅をはじめ店舗やオフィスビルなどでの電気設備の設置や配線、修理など幅広く対応しています。また、現場施工だけでなく、設計や施工管理など多岐渡るのも大きな特徴です。

    それでは電気工事会社が担っている仕事内容を紹介します。

    メインの仕事内容は主にこの4つ

    電気工事会社の仕事内容
    • 現場施工
    • 施工管理
    • 設計
    • 積算

    電気工事会社では電気設備の設置や調整・修理だけでなく、施工管理と設計、積算といった業務も行っています。そこでここでは、4つの仕事に分けて概要や特徴牡解説します。

    現場施工:実際の工事を行う

    現場施工とは、電気工事が必要な現場へ工具や資材を用意した上で赴き、配線や配管・照明や各種設備機器の設置を行う仕事です。

    また、実際の作業では、施工図と呼ばれる図面に沿って、指定されたボックス機器や照明・設備と電線を結線したり設備を設置したりします。

    作業時には作業服やヘルメットを身に付け、持参した工具で電線の長さの測定や切断、圧着やネジを締めるなど多種多様な作業を行うのも特徴的です。

    現場施工には、第二種電気工事士もしくは第一種電気工事士の資格が必要です。[/textLine]

    施工管理:工事が円滑に進むように監督・管理する

    施工管理とは、作業が円滑に進むよう、スケジュールや作業品質の管理を電気工事の現場で指示をしたり管理したりする仕事です。

    具体的には現場の安全性の管理や作業者へ指示を行うのはもちろん、発注者などと適宜打ち合わせも行い要望をヒアリングしたり現場へ反映させたりします。

    電気工事の仕事は、一定規模へ拡大すると作業者だけで工程通り進めることが難しい状況になります。ですので、施工管理を行う管理者が必要になります。

    また、施工管理者は現場施工を行いませんし、電気工事に必要な工具や収納ケースなども持参していません。

    施工管理には施工管理技士と呼ばれる資格が必要です。

    設計の仕事:電気設備の設置場所や配線ルートを決める

    設計の仕事では、発注者などから渡された建物の図面を確認し、配線や配管の配置方法をはじめ、電気設備や機器の設置箇所をCADで設計します。

    また、設計する際は、法律の範囲に収まるよう配線の種類や設備機器の設置を慎重に検討します。

    さらに予算の範囲内で施工できるどうかも検討する必要があるため、コストと要望のバランスを保たなければいけません。

    設計者は設計業務だけでなく、施工時に現場へ赴き、発注者と共に設計通りの施工状況か確認します。(監理作業)

    積算の仕事:どのくらいの工事費用が掛かるかを計算する

    当たり前ですが、電気工事はボランティアではありません。また、いただいた仕事を予算の範囲内で収めなければ、赤字になってしまいます。

    そこで積算と呼ばれる工事費の計算・発注者へ提示する仕事も進めます。

    具体的には、発注者の要望や作成された設計から、電気設備や配線など必要な資材と機器費用、さらに人件費や交通費などを詳細に計算するといった内容です。

    求められる能力は予算に関する考え方や基本的な計算能力、そして積算業務の経験などでしょう。現場施工などと違い、国家資格取得などは不要です。

    工事対象の建物を紹介

    どの建物も電気工事士の資格が必要ですか?

    建物というより、電気工事の施工業務には資格が必須です。また、電気設備の規模や電力によって第二種電気工事士では施工できない内容もあります。

    ここからは電気工事の施工業務で、工事対象の建物を簡単に解説します。また、各建物で必要とされる電気工事屋設備についても紹介します。

    一般住宅

    当たり前ですが一般住宅には、コンセントや照明機器などが設置されています。そして、電力会社が供給している電気を、コンセントから使用できるようになっています。

    一般住宅の電気工事では、内壁や天井裏・柱などに適切な配線やボックスの設置、コンセントや分電盤、インターホンといった機器まで設置するのが主な内容です。

    また、最近では太陽光発電システムや家庭用蓄電池の設置、HEMSといった最新技術を用いた電気設備の施工業務も必要とされています。また、一般住宅の電気工事は第二種電気工事士の資格が必要です。

    マンション

    マンションは一般住宅とは違い、6600Vの高圧設備を低圧へ変換するキュービクル式高圧受変電設備の設置業務や、共用部の照明設備機器設置・配線工事なども行います。

    また、コンクリート床や壁で建築されているため、一般住宅と施工方法に違いがあるのも特徴的です。

    高圧電力の電気工事に第一種電気工事士の資格が必要ですので、キュービクルなどの作業は第一種電気工事士の資格を取得しなければいけません。

    オフィスビル

    オフィスビルはマンションや一般住宅と違い、各フロアが広い傾向にあるため配線や設備設置などの施工範囲も広がります。

    また、照明設備に使用する切り替えスイッチなどは、一般の機器とは違うタイプを使用します。

    他にもエレベーターや業務用空調設備の設置と調整、非常時の自家発電設備の設置配線など、施工業務が多岐にわたるのも居住用建物との違いといえるでしょう。

    工場

    工場では照明設備や電源設備の設置だけでなく、生産に使用する機械設備や三相交流電源の設置配線といった業務も担います。さらに工場の場合は、各設備が正常に動作するよう制御機器も必要となるため、より専門的かつ大規模な作業となるのが特徴です。

    配電盤も家庭用と違い、人の手では運べない程重量のあるタイプとなるので、フォークリフトなどによる移動・配置など大掛かりな作業です。

    店舗

    店舗の電気工事では、実用性だけでなく集客や宣伝という意味で、照明設備の配置をオーナーと打ち合わせすることもあります。

    その他の配線や電源設備の施工については、他の建物で行われている作業と大きな差はありません。

    仮設の建物

    企画展示やイベントなど、一定期間電源設備が必要な建物でも電気工事は必要です。また、受電できる環境であれば、仮設現場用の分電盤を設置・配線も行います。

    しかし、受電できる環境ではない場合は、発電機を別途発注・設置し、燃料などの資材も準備します。

    仮設の建物の多くはイベント関係ですので、演出用に強い光が必要なこともあります。そこで、イルミネーション用のLEDや投光器なども設置するのが特徴です。

    電気工事会社での待遇を見てみよう

    電気工事会社へ就職・転職する上で、資格取得は待遇面でメリットがあります。

    また、電気工事の現場施工をはじめ、施工管理などには資格が必要となるため、資格手当の付与も魅力です。

    それでは電気工事会社の資格手当や、勤務時間・平均年収について紹介します。

    平均の勤務時間は8時間

    電気工事会社での勤務時間は1日平均8時間ですが、ビルなどの電気設備管理や空調管理、現場仕事などどのような業務を軸にしているかによって変わります。

    また、シフト制の会社もあるので、夜勤シフトや早朝シフトも存在します。

    繁忙期や納期が迫っている現場の場合は、残業もあります。電気工事会社での転職を検討している方は、求人情報でシフト制や残業時間についても確認しておきましょう。

    平均年収は400万円程度

    平均年収は勤続年数や各電気工事会社の売り上げ、方針などによって変わりますが400万円台の傾向です。

    また、地域ごとに物価も変わるので、場所によっては平均年収350万円前後のケースもあります。

    資格手当は1~5万円

    資格手当は年収や賞与と同じく、電気工事会社によって変わります。電気工事会社の求人などを比較した場合、第二種電気工事士で1万円前後、第一種電気工事士で3万円前後といった傾向です。

    また、電気工事士の資格手当が高い会社では、第二種電気工事士3万円・第一種電気工事士5万円といったケースもあります。

    電気工事の業界でのキャリアアップの仕方

    電気工事業界でキャリアアップするためにはどうすれば良いでしょうか。

    年収増につながるキャリアアップの方法を紹介します。

    転職する|資格を持っていれば転職で有利に

    未経験者はどの資格を取得すべきですか?

    設計や積算業務を目指す場合は、資格取得よりも実務経験を増やすべきでしょう。ただ、施工管理の場合は、電気工事施工管理技士の資格が必要です。また、現場施工の仕事を目指す場合は、まず第二種電気工事士の取得が大切です。電気関係の資格の中で、未経験者でも理解しやすい基礎的な出題を中心としています。また、施工範囲に制限はあるものの、一般住宅など低圧電力の電気工事は可能です。

    転職の難易度は、電気工事会社の方針と事業内容によって変わります。たとえば未経験や資格未取得でも採用している会社は、異業種からも転職しやすい傾向です。

    しかし、経験者や即戦力を望んでいる会社は、未経験者を採用する可能性は低いため難易度の高い求人です。

    ただ、どちらにしても事前に資格取得をしておくのは、転職時に有利といえるでしょう。

    また、第二種電気工事士に受験資格はありませんので、受験および合格を目指すことは可能です。

    第一種電気工事士は、免状交付に実務経験といった条件はあるものの受験資格はありません。

    新しい資格を取得する

    電気工事士の資格を取得していると、できる仕事が広がります。

    第二種電気工事士の資格を取得するならば一般用電気工作物の工事に従事することができますし、第一種の資格なら一般用電気工作物に加えて事業用電気工作物の工事もおこなえます。

    仕事の範囲を広げるためにも、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか

    もちろん、資格を取得していると転職に有利になるため、今よりも好条件の職場へ移ることも可能になります。

    経験と勤務年数を積む

    電気工事業界では、資格を取得していることも大切ですが、それと同様に経験があることも重視されます。

    同じ資格を保有しているなら経験豊富な人に責任ある仕事を任せたいと考えるのは自然なことなので、経験を積むことでキャリアアップが狙えるでしょう。

    ブラックな職場でない限り、今の職場で勤続年数を積み重ね、主任や責任者などの職位を狙ってみてはいかがでしょうか。

    電気工事会社はこれからも必要とされ続ける

    オンライン化とAI化が進んだことで、必要とされる仕事も変わりつつあります。

    しかし、オンラインもAIも電気がなければ利用できないため、電気工事業界へのニーズはますます高まっているのが現状です

    将来性のある職に就きたい方は、ぜひ電気工事業界を目指してみてはいかがでしょうか。

    電気工事士の資格を取得しているなら、就職や転職の幅も広がるでしょう。しかも電気工事士の資格は経験不問で取得できるため、電気の素養のない方でも独学でも十分に取得可能です。

    まとめ

    以上、電気工事会社の仕事内容や勤務時間、平均年収などについて紹介しました。

    これから電気工事会社への転職を予定している方は、まず施工や施工管理、設計、積算のうちどの職種に就きたいか明確にしておくことが大切です。どれも求められる能力や資格が異なりますし、専門的ですので複数の技術を同時に身に付けるのは現実的ではありません。どれか1つ選び、基礎から勉強を始めるのがおすすめです。

    電気工事会社への転職・就職を希望している方は、今回の記事も参考にしながら準備を進めてみて下さい。

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